シングルマザーの再婚で一番大切なのは子供の気持ち!ステップファミリーが幸せになる7ヶ条を紹介!

再婚を考えているけど、子供の気持ちを考えると再婚に踏み切っていいのかどうかわからない。というシングルマザーは多いです。今回はステップファミリー育ちの筆者が実際に体験した内容を併せて、ステップファミリーが家庭を築いていく上で大切なことをご紹介します。まず絶対にシングルマザーのあなたに忘れないでほしいのは「子供の気持ちを優先すること」と「全てを受け入れた上で再婚してくれる義父の気持ち」です。このことをできるだけ忘れずに、再婚知れば、再婚しても離婚することなく、長く良い家族関係を築くことができるでしょう。ではご紹介します。
シングルマザーの再婚で一番大切なのは子供の気持ち!
シングルマザーの再婚で離婚する確率はおよそ50%ということを厚生労働省が発表しており、離婚経験がある人が再婚した場合、再度離婚する場合の確率は50%。結婚歴がない人が離婚する確率は30%なのに、どうして離婚するだけで離婚率が上がってしまうのでしょうか。それは離婚に抵抗がなくなってしまうことが原因ともいわれていますが、ステップファミリーで育った経験がある筆者が思うには子供と義父の関係が上手くいかないことだと思います。
義父と子供との関係が上手くいかないことで、シングルマザーは無意識に子供の立場につくようになり、シングルマザーと義父の関係が悪化し、離婚に繋がるのでは。ないかとも思います。なのでシングルマザーが再婚するにあたり一番重要なのは子供の気持ちをないがしろにせず、義父との関係を築くことでしょう。子供は純粋なので、自分は愛されていないと感じると無意識のうちに、甘えたり、夫婦の関係を邪魔しようとするものです。
シングルマザーのあなたが子供と義父の間に入って、コミュニケーションを取り続けることが幸せな生活を築く秘訣です。ステップファミリーができてしまうと子供は自分の居場所はないのでは?と一人の世界に閉じこもり、義父との関係を築くことが難しいです。さらにセメントベイビーが誕生すると親の注目の的になるのは「セメントベイビー」。セメントベイビーができたことにより、連れ子は全くと言っていいほど見向きされません。その結果、余計に自分の世界に閉じこもり気味になってしまいます。
のちほど家族関係を築こうと義父が連れ子に話かけても一切に会話にならず、戸籍上は家族になったのに、どこかどこかよそよそしい関係が出来上がってしまいます。義父は「連れ子は全然懐いてくれない。もう一緒に暮らすのは疲れた。」と感じるようになります。
次に大切なのは全てを受け入れた上で再婚してくれる義父の気持ち
次に大切なのは全てを受け入れた上で再婚してくれる義父の気持ちです。他のサイトでは子供の気持ちは大切!と記載していて、確かに子供の気持ちに寄り添うことは大切ですが、多くのシングルマザーの子供は再婚することをあまり良く思っておらず、できれば再婚なんかせずに大きくなりたい。と思うものです。シングルマザーに再婚された場合、親からの愛情はもらえなくなるのでは?と不安になってしまうからです。そんな状況で子供の気持ちを無視して再婚し、再婚後は子供の気持ちに寄り添うことはあたり前ですが、その次に大切なのは全てを受け入れた上で再婚してくれる義父の気持ちをないがしろにしないことです。
再婚しても子供のことだけを面倒見て、義父をないがしろにするのは、不公平さを感じ、結婚生活が上手く行きにくいです。「なんで俺は家族のために頑張っているのに、大切にされないんだろう。」と思うモノです。子供の気持ちに寄り添った後、義父の気持ちをないがしろにしないようにすることができて初めて再婚生活が軌道に乗る可能性が高いです。
ステップファミリーが幸せになる7ヶ条を紹介!
再婚して幸せな家庭を築いていく上で大切なのは「子供の気持ちに寄り添うこと」と「全てを受け入れた上で再婚してくれる義父の気持ち」ということがわかったと思います。「なんとなくはわかったけど、具体的なことが良くわからない。」という方もいらっしゃるでしょう。では具体的にどのようなことが上記2つのことに繋がるのかをご紹介します。
1.シングルマザーが間に入り、子供と義父のコミュニケーション続ける
ステップファミリーで一番大切なのは子供と義父とのコミュニケーションを図ることです。そこで重要なのは二人の気持ちをないがしろにせず、子供と義父がコミュニケーションを取れるようにシングルマザーが間に入ることが大切です。例えば子供が自分の部屋に閉じこもっている場合、子供をみんなが過ごすところに引っ張りだし、まずはみんなでいる時間を作ります。それからコミュニケーションをとる時間を作ります。たった30分でも構いません。毎日30分一緒の時間を過ごすだけで自然とお互いに愛着がわき、良い関係性を築くことができます。
まず初めの数年はうまく行かないことが大半でしょう。それはまだ子供が現実を受け入れられておらず、心のどこかに傷を負っていて辛い思いをしているからです。新しい環境に馴染めずに自分の部屋や押し入れに隠れて一人の時間を作ろうとして、義父とのコミュニケーションをとることを嫌がるかもしれません。
はじめはうまく行かないことが多い。そしてコミュニケーションをとるためにシングルマザーが必ず間に入るようにすることが大切です。子供の気持ちを理解することは諦めて、まずは一緒の時間を過ごすことを意識して、だんだん子供から話かけれるようになれば、コミュニケーションをとるようにするのが長期的に疲弊せずに済みます。もちろん子供の気持ちに寄り添うことは大切ですが、シングルマザーは義父をないがしろにしないようにすることも大切です。
2.義父は無理に親になる必要はない
次に義父は無理に連れ子の親になる必要はありません。連れ子再婚をすると義父は無意識のうちに親になろうとしますが、なる必要はありません。親というよりかは友達のような関係性を築くことをオススメします。義父のことを「お父さん」と呼ばせる必要はありませんし、あだ名で呼ばせると親近感が沸き、友達のような関係性を築くことができます。無理にお父さんと呼ばせると、子供は「本当の父親でもないのに、お父さんなんて呼ぶのは嫌だ」と心の底で思います。そうすれば精神的にストレスが溜まってしまいます。
ステップファミリーになって、どれだけの時間が経過してもお父さん=実父であり、再婚した義父ではありません。そんな気持ちに対して義父が本当のお父さんにように慕ってもらえるように頑張ろうと思っても、お互いの中に相違があり、ファミリーとしてうまく行きにくいです。親になろうとする必要はありません。保護者や友達になろうとする家族ほど結婚生活は長続きしやすいです。
始めは知り合いから初めてもいいんです。一緒に居る時間が長くなればなるほど、子供は義父を父と認識するようになります。実際にステップファミリーになった山口もえさんと爆笑問題の田中さんの例をあげますと、田中さんとお子さんはあだ名で呼び合う友達のような関係から始まりました。田中さんは「たなちゅー」と呼ばれており、次第に時間を重ねることで、今は「パパ」と呼ばれているようです。
再婚したから父になるのではなく、信頼関係ができてこそ、父になるのです。信頼関係を築く前に、無理に父になろうとせず、あだ名で呼び合う関係がいつしか本当の親子を超えれば良いのです。
3.離婚した実父をいないことにはしない
離婚した実父をいないことにしない。良く日本のシングルマザーは実父をいない。あたかも最初から存在しないような雰囲気を作りますが、子供は純粋で賢いので、実父は初めから存在しないなんてことにはできません。離婚大国のアメリカなどでは実父のところに自由に行き来することができ、様々な価値観に触れることができるので、子供の成長には物凄く良いです。
しかし日本では月に1度の面会であったり、十数年会わなかったり、日本は欧米と比べてかなり遅れています。子供が実父と会うことを拒んでいるのであれば、話は別ですが、子供は好奇心旺盛なので、実父と会うことを拒めば、好奇心はなくなってしまいます。また再婚してステップファミリーになれば、実父からの養育費はなくなるので、「もう会わせるせる必要はない」と思うシングルマザーが多いですが、子供は養育費をもらうための道具だと自分のことを認識してしまいます。このように子供の気持ちを理解しない身勝手な育て方は子供の成長を阻害しやすいです。
色々な価値観を知ることで、子供は非行に走ることなく、周りと良い関係を築くことができると言われています。例えば俳優の哀川翔さんは結婚した女性にはお子さんがいらっしゃいました。その子供に「俺は急には親にはなれない。大事なことはいつでも本当のお父さんに相談すればいいよ。」と声を掛けたそうで、お子さんはその後、安心して実父と交流を持つことができました。再婚することによって子供は無意識のうちに、実父との関係は終わってしまうのでは。と不安に思いますが、子供のことを尊重してあげることは子供の気持ちに寄り添うことなんです。哀川さんはお子さんの結婚式に実父とも参列していたようです。
4.子供を叱るときは実母が義父は静観
ステップファミリーの子供は本当の親でもない大人に怒られるのが本当に嫌なんですよね。筆者の私も本当に嫌でした。本当の親でもないのに怒鳴られて、親でもない人に親面されるのが精神的に苦しかった思い出があります。ステップファミリーの子供の気持ちについてアンケートしたところ6割近くの子供が父親でもない大人に怒られるのが嫌だった。と回答しています。
子供からすれば、知らない大人が勝手に家庭に入りこんできて、子供のことをしかりつけるワケですから。自分の領土を侵して、暴れているような印象になります。義父が子供のために怒っても、結局子供には「義父は嫌い。」というイメージが残るだけなのです。怒るのにもエネルギーが掛かります。エネルギーを使ってまで、子供のことを考えているのに、子供に響くことなく、「義父は嫌い。」という印象が残るのであれば、怒り損じゃないですか?
なので子供が悪いことをして注意する時は、シングルマザーのあなたが子供を叱り、義父は静観し、褒める役に徹しましょう。この配役を間違えてしまえば溝はどんどん大きくなるばかり。家庭は崩壊の道を辿ります。叱る役はシングルマザー、褒める役は義父。私は未だに覚えていますが、義父に褒めってもらった時は母に褒めてもらう時より嬉しかった思い出があります。連れ子を褒めるのは無理。という人もいるかもしれません。であれば、黙って静観しておくのが良いでしょう。
5.子供が成人するまでは目の前でイチャイチャしない
子供が成人するまでは目の前でイチャイチャしない。思春期の子供は複雑で自分の前で大切な人がイチャイチャしていると再婚やステップファミリーに不満を抱きます。やはり二人だけで楽しんでいることに、自分の存在を否定されている気分になります。また子供にとって母が実の父でない男性と関係を築いた。ということを認識するのは嫌なモノ。孤独に感じたり、親を他人に取られたことに嫉妬心などが芽生えてしまいます。子供が男性の場合、より嫉妬心は強いものになってしまいます。イチャイチャするのは二人っきりの時だけで、子供の前では親としての一面しか見せないようにしましょう。
タダ思春期の子供は友達と遊ぶ時間が多かったり、部活動で外出している時間が長く、一緒に居る時間は少なくなりつつあります。
6.子供と義父が2人で過ごす時間を大切にする
子供と義父が2人で過ごす時間を大切にすることはステップファミリーを築いていく上で大切なことです。人間はずっと一緒に居ると自然と慣れてきます。再婚して夫婦の時間を楽しみたい気持ちがあると思いますが、子供と義父が2人で過ごす時間を大切にしましょう。中には実父と遊んでもらった記憶がなく、本当の親子のようにキャッチボールなどをして遊んでもらいたい。と考える子供がいるのも事実です。
子供は生活環境が変わることを恐れつつ、新しい父との時間を楽しみたいと思うケースもあります。だから子供と義父が二人だけで過ごす時間を大切にすることも意識することをオススメします。芸能人の例で伝えると明石家さんまさんと大竹しのぶさんです。さんまさんと大竹さんが再婚した時、しのぶさんには前の家庭でできたお子さんがいます。さんまさんはお子さんとの二人の時間を大切にすることで、たとえ離婚してもお互いの誕生日の時に食事をしてプレゼントを交換し合う中になりました。
7.再婚しても子供への愛は変わらないことを伝える
最後に再婚しても子供への愛は変わらないことをきちんと伝えることが大切です。再婚するということは家庭環境が一気に変わります。子供は環境が変わることに対して常に不安を感じています。そんな時に、再婚しても子供への愛は変わらないことをきちんと伝えることで子供は多少なりとも安心できます。口先だけではなく、子供の気持ちに寄り添う7ヶ条を守るように行動も必要になります。
子供には罪はありませんし、大人の事情で勝手に再婚するワケなので、きちんと愛が変わらないことを伝え、新しい環境に変わることへの不安を解消しようとする努力が必要になります。
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