子連れ同士の再婚は上手く行きにくい?難しい理由と注意点、成功させるポイントを解説

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結婚離婚

離婚直後は「もう結婚したくない」と思われがち。しかし離婚の傷が癒えてくると考えられてくる再婚。「離婚経験があるシングル同士だったら、再婚しても上手く行きやすい。」なんて聞いたことはありませんか?

離婚歴があるシングル同士でも上手く行かないことだってあるんです。「今度こそは」と子連れ同士の再婚をしても、上手く行かなくて、また離婚してしまう事態に。上手く行かない理由をご存知でしょうか。理由と注意点、そして成功させるポイントを知っていれば上手く行きやすいです。

今回は子連れ同士再婚についてどこよりも詳しく解説していきたいと思います。これから子連れ同士再婚を視野に入れている方、既に子連れ同士再婚をされた方向けの記事になっています。該当する方はぜひ最後までお読みください。

離婚歴のある男女同士の再婚は珍しくない

あなたの周りに離婚歴のある男女同士が再婚をされてらっしゃる夫婦はどの位いますか?

平成27年度の厚生労働省が発表したデータによりますと、結婚した男女共に離婚歴のある夫婦は全体の9.7%です。(ちなみに平成7年度は6.5%なので増加傾向にあります。)男女共に初婚の夫婦は73.2%。男性が再婚、女性が初婚の割合は10.0%。男性が初婚、女性が再婚の割合は7.1%となっています。

結果、離婚歴がある男女の結婚は10組に1組と珍しくありません。「私たち再婚同士だから・・・」と引け目に感じる必要は一切ありませんよ。

子連れ同士の再婚が難しい理由

前章で離婚歴のある者同士の結婚は珍しくはない。と解説しました。辛い離婚を乗り越えて「再婚したい。」と思っている男女は多く、実際に結婚している男女は多くいますし、幸せな家庭を築いている夫婦はたくさんいます。しかし子連れ同士の再婚場合はそうでもありません。

男女ともにシングルの再婚は一般的な再婚に比べ、幸せな家庭を築く難易度が高く、上手く行きにくいのです。では一体なぜ子連れ同士の再婚が難しいのでしょうか。ここでは具体的に解説しています。

子供同士が血の繋がらない兄弟になるから

子連れ同士の再婚をすると、どうしても血の繋がらない子供同士が兄弟。という関係になってしまいます。元々は赤の他人がいきなり「兄弟」という関係で結ばれてしまうわけですから、お子さんが戸惑ってしまうのも無理はありませんし、事実を受け入れがたいのも納得がいくでしょう。

小さいお子さん同士であれば、そこまで大きな問題になる事も少ないですが、特に思春期のお子さんであれば、子連れ同士の再婚に反感を抱いてしまったり、新しい環境に対応できない。ということが起きます。また血の繋がったお子さんと再婚で子供になったお子さんとでは、親から見ても同じように見ることは難しいです。

血の繋がらない兄弟の間で扱いに差が生まれてしまい、家族関係の亀裂を生むことにも繋がります。

連れ子と相性が合わないかもしれないから

再婚した夫婦同士がお互いを大切に思っていても、連れ子と相性が合わなければ、家族関係を強めるのは難しいです。あなたがパートナーの連れ子と相性が合わないかもしれませんし、パートナーがあなたのお子さんと相性が合わないかもしれません。もしくはお互いがお互いの連れ子との相性が合わないかもしれません。

こちらも小さいお子さんであれば、そこまで問題になる事も少ないかもしれません。お子さんがある程度大きい場合、一般家庭でも思春期のお子さんとの関係を築くのが難しいです。子連れ同士再婚の家庭であれば余計に関係を築くのが難しいことが容易に予想できます。

子連れ同士の再婚で注意すべき点

子連れ同士の再婚では、それぞれの事情や都合と上手に付き合いながら、家族関係の絆を深めていく必要があります。前の家庭のルールやペースを持ち込むのではなく、新しい家庭のルールやペースを見つけていく必要があります。では子連れ同士の再婚で注意すべき点は一体何でしょうか。

過去は振り返らない

新しい結婚生活を始めるにあたり、ルールや習慣は誰にでもありますよね。夫婦にもありますし、もちろんお子さんたちにも。例えばある程度の収入を稼いで、残りは貯金に回したい。家事と育児を分担したい。食材は1週間分まとめて買いに行く。など様々、ルールや習慣があると思います。

再婚して新しい家庭を築くわけですから、以前のルールを持ち込むのではなく、家族で話し合ってこれからのルールを決める必要があります。「前の家庭では育児・家事は妻の担当だったから、妻の担当に。」「前の家庭では毎月貯金していたから、貯金。」と前の家庭のルールや習慣を持ち込むのはよくありません。

つまり前の家庭のルールや習慣を一度忘れて下さい。

相手が求めることに対して「今まではこうしてきたから・・」というような言い方をしては、溝が深まるばかりです。「今まで」という言葉の中には、「前妻や元夫はこうしてくれたのに・・・」という皮肉的な意味合いが含まれています。

一般の再婚に比べてハードルが高い子連れ同士の再婚。さらに輪をかけてハードルを上げてしまっては、上手く行くものも上手く行きづらくなります。前妻や元夫と比べられてはお互いに気分が悪いでしょう。比較されるのは気分の良いものではありません。むしろ悪いと思ってしまう人の方が多いのではないでしょうか。お互いに初婚同士の夫婦であれば、比較対象がいませんので、比べることもありませんが、婚姻歴があるからこそ、元パートナーと比べてしまいがちです。

「当たり前」「夫はこうあるべき」「妻はこうあるべき」という概念はありませんので、型に固執せずに新しい形を家族全員で探していきましょう。

子供との心の距離感に配慮する

子連れ同士の再婚の場合、パートナーとの関係は重要ですが、もちろんお子さん同士の関係、そして親と子供との関係も非常に重要ですよね。お子さん同士の関係、親と子供との関係に不平等や不公平などがあれば家族関係は上手く行きにくいものです。お子さんがいる方にはわかると思いますが、お子さんが幸せでな結婚生活を維持するのは難しいですよね。

自分の連れ子とパートナーの連れ子もお互いに良い関係が築けるように、心の距離感を大切にしましょう。「子供同士はほっておけば勝手に仲良くなる。」という考え方は少し身勝手であり、現実はそう簡単には上手く行きにくいです。特に思春期のお子さんであれば、連れ子同士の再婚というのは、イレギュラーな環境です。

赤の他人だった人がこれからは家族になる。という事実を受け入れがたいものです。なので上手く関係を築けないのは当たり前のことです。お子さんの年齢に応じた心のケアなども必要になってきます。

再婚に負い目を感じることなく、自信を持つことが大切

離婚を経験すると誰しも、恋愛や結婚に臆病になるものです。もし再婚することができても、自分のしてきた再婚に負い目を感じる必要はありませんし、自信を持つことが大切です。負い目を感じていると、自分の行動や気持ちに無意識に制限をかけてしまい、ストレスが溜まる一方です。

ストレスがたまり続けていると、家族に八つ当たりしてしまうことも。それが引き金になって家族関係を壊してしまいかねません。なのでそういった負い目を感じる必要はありませんし、新しい家族を持つことができたことに感謝して、「自分はこんなに素敵な家族をまた持つことができた。」と自信を持つようにしましょう。

悲観的に考えず、明るく振舞うことが大切です。人の明るさは人へと伝染しますので、良い家族を築きたいのであれば、明るさを持つことを意識して下さいね。正直、子連れ同士の再婚には様々な問題が起きるでしょう。しかし一人で抱え込まず、時々パートナーやお子さんに打ち明け、関係を築くことが大切です。

子連れ同士の再婚となると当事者だけではなく、世間の目や周りの目などを気にしてしまうこともあるでしょう。そこに家族の強い絆があれば、おのずと周りの目は気にならなくなります。なので自信を持つことが大切です。

子連れ同士の再婚を成功させるポイント

ここまで子連れ再婚の難しい理由、注意すべき点について解説してきました。ここまで読んで下さった方の中には「子連れ同士の再婚は難しそう。」と感じられた方もいるかもしれません。しかし成功するポイントを理解して、ポイントさえ押さえれば、「意外と簡単だった。」と過去を振り返る時にそう思えるはずです。

確かに何も知らなければ子連れ同士の再婚を難しく考えてしまうかもしれません。しかし知ってしまえばめっちゃ簡単なんです。ここでは子連れ同士の再婚を上手く行かせるポイントについて解説していきます。

まずはパートナー同士が支え合える関係を築く

子連れ同士の再婚、一般的な再婚、結婚で一番大切なことはやはり夫婦の関係です。ここで良い関係を築けていなければ、パートナーと連れ子、ましてやお子さん同士で良い関係を築くことは不可能に近いでしょう。土台がしっかりしていないと、そこに建造物を建てても崩れてしまいます。家族も同じで土台がしっかりしていなければなりません。

お互いのことを考え、大変な時も一緒に乗り越える気持ちが大切です。土台がしっかりしていれば、地震が来ても建造物が崩れる心配はありませんよね。強い関係で結ばれていれば、大変な時も家族で乗り越えることができます。特に子連れ同士の再婚の場合、結婚や一般的な再婚よりも問題を抱えてしまいがちです。

子連れ同士の再婚は結婚前後に話し合う話題も比較的多いので、まずは夫婦でじっくり時間をかけて話し合い、絆を強くしましょう。

時間をかけて子供と連れ子との関係を築く

子連れ同士の再婚での大切なことは「お互いの子供の気持ち」です。初婚同士の結婚とは違い、本人たちだけで結婚するかどうかを決めることはできません。もちろんお子さんの気持ちを大切にすることが大切です。

子連れ同士の再婚をした場合、ついついパートナーの連れ子の気持ちを引くことに意識が行ってしまいがちです。お子さんからすればいきなり親と仲が良い人が現れて、しかも再婚相手の子供に気持ちを引くことに意識が行っているのですから、困惑してしまうのは無理はありません。困惑したままでは良い結婚生活を築くのは難しいです。ですので再婚する前、再婚直後にはきっちりお子さんと話し合うことが大切です。

また初めはパートナーの連れ子が心を開いてくれないことが多いですので、お子さんとの関係が大事になる子連れ同士の再婚では焦ってはいけません。時間をかけて関係を築いていきましょう。お子さんの好きなものであったり、興味のあるものを知ったり、家族みんなで過ごす時間を設けたりすることで関係を築くことができます。

子供同士の関係にも気を配る

親と子供の関係を築く方法について解説しましたが、それだけではありません。他にはお子さん同士の関係にも気を配ることが大切です。お子さんの年齢にもよりますが、一番難しいのはお子さん同士の関係です。特にお子さんが思春期であれば、難しいものです。なかなか受け入れがたいものです。

「再婚して家族になったんだから受け入れてよ。」とごり押しするのではなく、時間をかけてアプローチしていく必要があります。結婚前後に家族全員一緒に過ごす時間を設け、一緒に居る時間を増やすことが一番の解決策になります。人は同じ時間を過ごすことによって、親しみや情などが自然と生まれます。

遠回りのように感じますが、一番の解決策ですのでぜひ試して下さい。最初は「気まずかったり」「上手く行かない」と感じることが多いでしょう。しかし辛抱強く全員で過ごす機会を設けて下さい。

パートナーと子供の関係が良くない場合

パートナーとあなたのお子さんの関係が上手く行っていないと感じたり、相談された場合、お子さんにパートナーとの関係性についてアドバイスするより、パートナーからお子さんに歩み寄るようにアドバイスする方が、上手く行きやすいです。お子さんの好きなモノや嫌いなモノを情報共有することで、スムーズな関係を築くことができます。

ただ思春期のお子さんに、パートナーがあまりにもご機嫌を取るような言動をしてしまうと逆効果になるかもしれません。お子さんと連れ子との心の距離感はケースバイケースなので、夫婦同士で話し合いを重ねることが大切ですよね。

子連れ同士の再婚は時間がかかるもの

最後に子連れ同士の再婚は時間がかかりますし、初めから上手く行くものではありません。焦って何か行動を取りたくなる気持ちもわかりますが、焦ってしまうと返って状況を悪くすることもありますので、時間がかかるもので初めから上手くは行かないモノ。と考えて時間をかけて関係を築くことが大切です。

子連れ同士の再婚は初婚同士の結婚とは大きく違いますので、初婚同士の結婚と同じように考えるのは危険です。結婚前後は何かあればすぐにパートナーと話し合い、解決策を練りましょう。

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