【なんで?】子連れ再婚が上手く行かない原因とは?会話するだけで問題解決?

子連れ再婚して幸せな家庭を想像していたのに、上手く行っていない気がする..。子連れ再婚はやっぱり難しいの?
と思っているそこのあなた。確かに子連れ再婚(ステップファミリー)は独身同士での結婚よりハードルが高く、難しいです。
再婚した夫婦の離婚率をご存知でしょうか。どちらか一方、再婚者の夫婦の離婚率はおよそ50%です。子連れ再婚ということ以外にも離婚理由もあるでしょうが、子連れ再婚は難しいのが現実です。
子連れ再婚が上手く行かない大きな理由は「再婚相手」と「お子さん」との会話が少ないということが一番大きな理由でしょう。
お子さんがご飯食べた後、再婚相手とほとんど会話することなく、自分の部屋にこもったりしていませんか?一緒におでかけをしても、お子さんが再婚相手に気をつかったりしていませんか?
逆に再婚相手が気を遣って、お子さんとの距離感を無理やり近づけようとしていませんか?
例えばふざけたり、冗談を言ったりして。
この記事では子連れ再婚での上手く行かない原因を、実際に子連れ再婚した、お子さんと再婚相手(父親)の意見を元に作成しました。物凄く詳細で、わかりやすい内容になっているのではないでしょうか。ぜひ最後までお読みください。
ステップファミリーとは、多様な形態があり、家族概念や親子関係概念の広がりに伴って境界線は明確ではないが、少なくとも一人の親が、その親の生物学的な子(「実子」)でない子を含む家族をさす場合が一般的である。他の配偶者・パートナーの実子や養子にある子をもつ家族を含む。
子連れ再婚がうまくいかない原因《実親編》
ここでは実親がついつい取ってしまいがちな、子連れ再婚が上手く行かない原因について解説しています。
- 再婚相手を「お母さん」「お父さん」と呼ぶように強要している
- 離婚した元パートナーに会わせないようにしている
- お子さんと再婚相手の会話を取り持たない
再婚相手を「お母さん」「お父さん」と呼ぶように強要している
再婚相手の方をついつい「お母さん」「お父さん」と呼ぶように強要していませんか?
新しくパートナーと結ばれ、「再婚相手を親として認識させたい。」という気持ちはわかりますが、お子さんにとっては悪い影響を与えてしまいます。
お子さんには血の繋がった本当の親がいます。まだ物心がつく前に、「お母さん」「お父さん」と呼ばせるのならわかりますが、物心ついたお子さんに、認識させるのは悪い影響を与えます。
私がこの記事を書くにあたり、インタビューした男性によると、「本当のお父さんでもない他人を、お父さんと呼ぶのは正直辛かった。」と答えています。
物心ついたお子さんは「この人本当の親じゃない」と心の奥底ではわかっています。本当のお父さんは、別れた産みの親。という認識をしているので、認識を強制的に捻じ曲げようとすれば、再婚相手との距離ができてしまい、子連れ再婚が難しくなってしまいます。
小さいお子さんは純粋なので、言いたいことをはっきり言います。「お父さんと呼ぶのは嫌。」という意見に圧力をかけることは、自分に嘘をつくようなお子さんにしてしまう可能性があります。
元パートナーに子供を会わせないようにしている
「元パートナーから養育費をもらっていないから、子供には会わせない。」と思っていませんか?
子連れ再婚をすると、お子さんは養子として、再婚相手の子供として迎え入れらます。戸籍上、お子さんの母親、父親は再婚相手になります。そうなれば今までもらっていた元パートナーからの養育費は減額されたり、免除されます。
そこで「養育費はもう、もらっていないし、元夫(元妻)に子供を会わせる必要はない。」と考え、元パートナーにお子さんを会わせないようにしていませんか?
他には再婚相手を親と認識してもらうために「再婚したんだし、元夫(元妻)に子供を会わせる必要はない。」と考えていませんか?
元パートナーに子供を会わせないようにする。という間違った選択をしていませんか?
会う、会わないを決めるのはお子さんです。また、お子さんには別れた元パートナーに気持ちが残っているかもしれません。お子さんが元パートナーのことをあまり知らずして、気持ちが残っている場合、元パートナーに対し、良いイメージが残っている可能性が高いです。
隣の芝生が青く見えるのと一緒ですよね。
元パートナーに対して良いイメージを持っていることを、「親へのポジティブイメージ」と言います。親へのポジティブイメージを持っていると、コミュニケーション能力が著しく低くなってしまい、非行に走りやすいです。
お子さんが女の子であれば、コミュニケーション能力が低くなる可能性は低いですが、男の子場合、周囲との会話が少なく、当然、再婚相手とも喋らない状態になります。女性は男性よりコミュニケーション能力が高いため。(諸説あり)
お子さんが別れた元パートナーにポジティブイメージを持っているのにも関わらず、会わないように、そもそも「会いたい」と言わせないようにすると、寂しさが込み上げ、寂しい思いをさせる実親と再婚相手に対し、ネガティブなイメージを抱くようになります。
さらには非行に走ることもあります。
1.お子さんが親に対してネガティブなイメージを持つ
↓ ↓ ↓
2.反抗的な態度をとるようになり
↓ ↓ ↓
3.会話する機会がなくなり
↓ ↓ ↓
4.子連れ再婚は難しい。という一連の流れになるわけです。
お子さんと再婚相手の会話を取り持たない
お子さんと再婚相手が会話しやすい雰囲気づくりをしていますか?
お子さんにとって再婚相手は「他人」という印象しかありません。他人に自分から喋りかけれるお子さんは非常に少ないです。お子さんと再婚相手が自然に話せるように、話題を提供したり、お子さんと再婚相手の2人だけで過ごす時間を用意したり、日々積み重ねが大切です。
2人にたくさんの時間、たくさんの会話をさせることによって、子連れ再婚は上手くいかない。と感じることは少なくなります。
お子さんが思春期の時であれば、話題を提供して会話をさせることは大変でしょう。でもお子さんも大変なんです。家には居場所がないことを常に感じ「どうせ自分はこの家にいても意味がない。」「生まれて来なければ良かった。」と心の奥底では卑屈になっている可能性があります。
まずは会話をさせることを意識して下さい。もしそれが無理なら、会話をさせる必要はありません。お子さんと再婚相手を一緒の空間で一緒の時間を過ごさせるようにして下さい。
子連れ再婚がうまくいかない原因《継親編》
ここでは継親がついつい取ってしまいがちな、子連れ再婚が上手く行かない原因について解説しています。
- 子供との距離感を無理に縮めようとする
- 連れ子を叱る
- 新しい子供ができたら、連れ子は二の次
子供との距離感を無理に縮めようとする
「すぐに打ち解けられるように、子供との距離を縮めるのは当たり前!」と思っていませんか?
「早く打ち解け、幸せな家庭を築きたい。」と思うのは分かりますが、しかし距離を無理やり詰め寄ろうとすれば、逆に自分の殻に閉じこもるものです。焦らずに。
お子さんは再婚した事実は頭ではわかっていても、心の整理はまだついていないんです。気持ちの整理をつけるために、会話は欠かせないです。
お子さんの気持ちの整理がついていない状態で、距離を詰めるとお子さんは怖がって、殻に閉じこもります。そのため再婚相手が打ち解けるために頑張っているのに、結果が出ないと、コミュニケーションするのを諦めたくなりますよね。
最初から「仲良くなる」「心の距離を詰める」という意識が強すぎると、子連れ再婚では上手く行きにくいことが多いです。
理由はお子さん感情は一般家庭にない、「複雑な感情」を抱えているからです。仲良くなることを意識することより、お子さんの様子を見ながら、会話をして行くことが大切です。
連れ子を叱る
連れ子を叱ったりしていませんか?
これは子連れ再婚が上手く行かない原因なんです。今回インタビューさせていただいたMさんによると「親でもない他人に怒られるのは、正しいことを言っていても、どうしても聞く気になれない。」と仰っていました。
先ほどもお伝えした通り、再婚相手はお子さんにとって他人なんです。他人から怒られることはストレスなんです。
Mさんに質問してみました。「再婚相手はMさんと家族になってから、どのくらいで叱るようになりましたか?」と。彼は「再婚してから1年ほど経ってからです。」と仰っていました。
さらに再婚して数年が経ち、怒られるも「他人に怒られている気分は抜けない。」と仰っていました。
この意見を元に考えると、お子さんの親になろうとする必要は一切ありません。それこそ友達のように接するのが良いでしょう。ということがわかります。
新しい子供ができたら、連れ子は二の次
新しいお子さんができてからは、連れ子を二の次にしていませんか?
例えば連れ子さんの運動会には顔を出さないのに、新しいお子さんの運動会に参加したり、新しいお子さんとは遊ぶのに、連れ子さんとは遊ぶ時間が少ない。
再婚後、連れ子との関係が良くても、新しいお子さんを授かった時、関係が悪くなることが多いです。再婚相手が、「血の繋がりとか、関係なく、平等に大切にする」と心で誓いを立てても、本当のお子さんを目の当たりにした時、無意識のうちに子供に優劣をつけています。
連れ子さんは複雑な状況にいますので、常に”自分の存在意味”を求めているので、家族内での立ち位置や空気に敏感です。
敏感なお子さんは、再婚相手が子供たちにどのように接するのかを見ています。「自分より新しい子供を優先している」と感じてしまえば、「本当の親じゃないんだった」と再認識して、傷ついてしまいます。今まで縮めた心の距離感は大きく離れてしまいます。
再婚相手の無意識の行動結果、「急に連れ子との会話が減ってしまった。もしかして嫌いになったのかな..」と思うようになります。会話することも減り、一緒の家で暮らしている他人同士の関係に陥ってしまいます。
次は子連れ再婚で上手く行く方法について解説しています。
子連れ再婚がうまくいく方法!
ここでは子連れ再婚が上手く行く方法について解説しています。子連れ再婚で上手く行っている夫婦をマネすることと、再婚相手とお子さんとの会話を増やすことが大切です。
子連れ再婚が上手くいっていない夫婦がマネすべきことは以下の通りです。
- 再婚相手をニックネームで呼ぶ
- 離婚した元パートナーに会わせる
- お子さんと再婚相手の会話を取り持つ
- 子供との距離感を無理に縮めようとぜず、会話する
- 連れ子を叱るのは実親
- 連れ子を優先する
再婚相手をニックネームで呼ぶ
再婚相手を「お父さん」「お母さん」と呼ぶように強要するのは逆効果だとお伝えしました。では一体なんと呼ばせるのが良いでしょうか。ニックネームで呼ばせるのが良いでしょう。
実は世の中の99%がご存知の明石家さんまさんは子連れ再婚をした時、連れ子に「いきなり、お父さんと呼べ。なんて言われても難しいだろうから、ボスと呼んでくれ。」とニックネームで呼んでもらうようにしたのです。親としてではなく、「兄貴」「親分」と接そうとしたのです。
これは効果覿面で、今でも二千翔さんはさんまさんを信頼しています。大竹しのぶさんと離婚した後も、IMALUさんを含めた4人で誕生日会をするなど、家族仲は良好で有名ですよね。
さんまさんの人間性の部分も大きいかもしれませんが、子連れ再婚ではニックネームで呼ぶことは大切です。ニックネームで呼ばせることで、お子さんに嫌なことを強要しないことに繋がりますので。
離婚した元パートナーに会わせる
子連れ再婚の後元パートナーに会わせない実親は多いです。と紹介しました。
元パートナーにお子さんを会わせるのは嫌ですよね。でもお子さんの為にはなるんです。
お子さんには「会う」権利があります。たくさんの大人を知ることができるので、俯瞰的に物事判断できるようになります。物事を俯瞰的に判断できるようになると、非行に走ることも少なくなりますし、健全な社会性のある大人になることになります。
また、子連れ再婚が一般的であるアメリカに目を向けると、離婚後も自由に元パートナーに会わせることは当たり前です。
お子さんには元パートナーと会う権利があることを忘れないでくださいね。
お子さんと再婚相手の会話を取り持つ
お子さんと再婚相手の会話を取り持つ。お子さんには実親しかいません。再婚相手にも実親しかいません。2人の関係が良好になるように会話を取り持ちましょう。
戸籍上は「親」であっても、お子さんからすれば「他人」でしかありません。
お子さんと再婚相手との2人の時間を取り持つことで、「子連れ再婚は上手く行かない。」と感じることは少なくなるでしょう。
子供との距離感を無理に縮めようとぜず、会話する
お子さんとの距離感を無理に縮めようとせず、会話するのがオススメです。「早く仲良くなって幸せな家庭を築きたい。」と子供との距離を縮めようとすれば、かえって逆効果になります。
お子さんとの距離間を縮めようとする点は素晴らしいですが、連れ子さんとの関係を築くには時間がかかるものだと認識しておくことで、焦る気持ちはなくなります。
- 最初から連れ子との関係は上手く行かないもの
- 今は連れ子を愛せなくても仕方がない
- 連れ子も振り回されて大変
- 会話をして、距離を徐々に縮めていく
という流れを覚えておいてください。
連れ子を叱るのは実親
連れ子さんが悪いことをした時、ついつい怒ってしまいたくなる気持ちはわかりますが、再婚相手は決して怒らず、実親と連れ子さんのフォロー役に徹して下さい。
それだけで連れ子さんとの距離感が近づきます。怒られた時に、そばに再婚相手がいてくれたことに感謝し、お互いの信頼関係が築くことができます。連れ子さんは複雑な状況で育ち、大人に振り回されて、安心することが少ないです。そこで安心感を与えることで、懐くでしょう。
タレントの堀ちえみさんも実践された方法ですので、ぜひ試して見て下さい。
連れ子を優先する
新しいお子さんが授かった場合「平等に大切にする」と誓っても、無意識のうちに新しく授かったお子さんを優先しがちです。連れ子さんには「自分は本当のこどもじゃないから、のけ者にされている。」と感じる原因になってしまいます。
なので帰宅時、連れ子に話しかけるなど、連れ子を優先していることを、連れ子にわかってもらうようにしましょう。
この記事へのコメントはありません。