【解決策】ステップファミリーがしんどいのは当たり前?抱える悩みと解決方法とは?

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シングルマザー再婚

再婚者が新たに築く家庭「ステップファミリー」。現代ではステップファミリーが当たり前のように浸透しつつあります。

連れ子との関係が上手く行かない。注意しても何度も同じ過ちを繰り返すし、時には逆ギレをされ、注意する気が段々なくなってくる。「離婚はしたくない。ステップファミリーでも、上手く家族関係を築く方法が知りたい。アドバイスが欲しい。」という悩みを抱えていませんか?

ステップファミリーは一般家庭と比べて、複雑な問題が絡み合っているので、難しいですよね。一体どうすれば、問題が解決するのか、悩んでいる方が多いはず。今回は「ステップファミリーがしんどい」と感じる方向けに、ステップファミリーでよく起こる悩みや問題、悩みや問題の解決方法について解説していきます。

そもそもステップファミリーとは?

ステップファミリーという言葉を耳にする機会は少ないですよね。耳にする機会がないので調べてみました。

ステップファミリーとは、多様な形態があり、家族概念や親子関係概念の広がりに伴って境界線は明確ではないが、少なくとも一人の親が、その親の生物学的な子(「実子」)でない子を含む家族をさす場合が一般的である。他の配偶者・パートナーの実子や養子にある子をもつ家族を含む。

引用元:ウィキペディア

とありました。元々はアメリカで「再婚でできた家族」という意味でつかわれていたそうで、昨今では日本でも使われるようになったのです。

ステップファミリーの離婚率は初婚に比べ1.4倍も高い?

まず前提に結婚した夫婦はどのくらいの割合で離婚するかご存知でしょうか。厚生労働省の発表によると、結婚した夫婦の3組に1組が離婚する時代なんです。年々離婚する夫婦の割合は増え続けています。

またアメリカでは2組に1組が離婚しており、日本がアメリカを追いかける状況なのです。日本での婚姻件数(年間)はおよそ60万人です。離婚件数(年間)は20万人なので、3人に1人は離婚を経験しているのです。(初婚同士)

再婚した夫婦にフォーカスすると、離婚率はさらに伸びて50%の確率で離婚するのです。初婚同士の離婚率と再婚の離婚率を比べてみると、おおよそ1.4倍も高くなってくるのです。

さらにバツ2の再婚になると離婚率はさらに上がり、60%を越えるのです。

  • 初婚同士の離婚率:30%
  • 再婚の離婚率:50%以上
  • 再々婚の離婚率:60%以上

多くの人は「離婚するたびに、離婚に対してのハードルが低くなっている。」と思うでしょう。それも間違ってはいませんが、初婚同士の家庭は、ごくごく普通の一般家庭ですが、再婚している家庭のほとんどが子連れ再婚(ステップファミリー)なので、家族間での関係が上手く行かず、離婚率を上げているのも事実です。

【離婚しやすい原因】連れ子と継親の関係が良くない

ステップファミリーで一番多い離婚理由は連れ子と継親との関係が良くないことです。

継親からすれば、「連れ子を可愛いと思えない。」「家の中に他人がいる気がして、休めない。」「連れ子が心を開いてくれない。」「他人の子供を世話するのが苦痛。」という意見がありました。

血を分けた本当のお子さんであれば、いうことを聞かないことがあって腹立つことがあっても我慢できるかもしれませんが、他人のお子さんであれば、我慢するのは難しいです。

結婚直後、「好きなお相手の子供だから本当の子供のように大切する。」と決意しても、連れ子の想定外の言動に理解することができず、戸惑い悩んでしまう継親が多いです。

連れ子からすれば、親に振り回されて、戸惑いを隠せず、そこに継親が現れて、親のように接しても素直に受け入れることができず、心の距離が開いてしまいます。

せっかく決意して、良い親になろうとしても上手く行かず、継親も次第に「連れ子が全然懐いてくれない。」という風になるのです。最悪の場合、「家族関係が上手く行かないから離婚しようかな。」と思うようになるわけです。

【離婚しやすい原因】セメントベビーに愛情が偏ってしまう

連れ子と継親の関係が良好でも、セメントベビーが生まれると、セメントベビーに愛情が偏り、連れ子と継親との関係が悪くなることが多いです。

セメントベビーとは子連れでの再婚もしくは、同棲の後に生まれてきた赤ちゃんのことです。

  1. セメントベビーが誕生
  2. 連れ子とセメントベビーの愛情差が発生
  3. 連れ子と継親の関係が悪くなる
  4. 最悪の場合、離婚

連れ子と継親との関係が良い時、「連れ子と新しい子、平等に愛情を注ぐ。」と決意していても、新しく授かった子を目の当たりにすると、心の底から込み上げてくる愛情は、大きく違うのです。「平等に愛情を注ぐ」と思っていても、本能的な愛情の差が埋まることはありません。

「今まで仲良かったのに、新しい命を授かってからは連れ子に罪悪感を抱くようになった。」「子供ができると、連れ子に嫌悪感を抱くようになった。」「子供ができ、連れ子と距離ができた。」

セメントベビーが生まれると、良くも悪くも今までの関係を大きく変えてしまうものです。そのため新しいお子さんの誕生は離婚する確率を大きく上げてしまうのです。

ステップファミリーのしんどい悩みとは?

ここまでステップファミリーの離婚率の高さと家族関係を維持していく大変さについて解説してきました。ここではステップファミリーならではの、しんどい悩みについて解説しています。

  • 連れ子との関係・接し方
  • 子供同士の関係が上手く行かない
  • 結婚と同時に育児開始
  • 連れ子が受け入れてくれない
  • 家族に反対される
  • 再び離婚の喪失感
  • 相続問題

連れ子との関係・接し方

日本ではシングルファザーの数より、シングルマザーの数の方が多いので、母子家庭が多いです。そのため、妻(再婚)×夫(初婚)という形のステップファミリーが多いです。結婚と同時に父親になった初婚の男性は、お子さんに慣れていないせいか、連れ子との関係・接し方に悩まされるようです。

思春期のお子さんであれば、反抗期を迎えます。実親に対して反抗的になるので、余計に他人には犯行をするもの、「親のフリをするな」と言われ、継親と子連れとの関係が上手く行きにくいでしょう。

子供同士の関係が上手く行かない

ステップファミリーでは連れ子と継親だけではなく、連れ子同士関係が上手く行かないことがあります。子連れ再婚の場合、連れ子同士の関係性も非常に重要になってきます。最初は連れ子同士仲良くしていても、生活していくうちに中が悪くなってしまうこともあります。

連れ子同士が仲が悪くなっても結婚生活に大きな影響を与えるため、両親は自分たちの関係だけではなく、連れ子同士関係にも気を配らないといけないので、負担が大きく、通常の家庭より離婚率が高くなってしまうのも無理はありません。

結婚と同時に育児開始

どちらかが初婚であれば、結婚と同時に育児開始となります。初婚同士の結婚であれば、結婚と同時に育児開始ということは少なく、親としての自覚が段々芽生えてきます。しかし子連れ再婚の場合、結婚と同時に育児開始、そして親としての自覚が必要です。

心の整理がついていない場合、血を分け合った本当の子供であれば、徐々に愛情を持って接することができますが、他人の子供だと、どこかよそよそしい態度を取ってしまうことも。

連れ子が受け入れてくれない

親同士は好きなので、結婚するにあたり、「他人の子供でも大切にする」という覚悟を持つことができるでしょう。しかし連れ子から見た場合、よく知らない赤の他人が家族になるわけですから、心の底から「親」として受け入れることは難しいでしょう。

お子さんの世界では親が中心に回っています。その世界に知らない人が「新しい親」として入ってきても、「本当の親じゃないし..」と世界から追い出そうとします。さらに人間は環境の変化を嫌うので、新しい親が来ると、住む場所が変わることもあるでしょう。そうなることを恐れ、継親をなかなか受け入れにくいのです。

様々な要素が絡み合って、継親を心の底から受け入れにくいのです。子供が受け入れてくれないと悲しいですよね。でもそれが当たり前なんだとわかると少し心が楽になりませんか?

家族に反対される

どちらか一方が初婚の場合、親や親戚などが子連れ再婚を反対される可能性が高いです。離婚に対して少しづつ寛容になってきているとはいえ、60代以降の親世代の離婚に対する価値観などはまだまだ根強いです。

「わざわざ離婚歴のある人を結婚相手にしなくても..」「子連れ再婚は上手く行くケースが少ないから、あなたには無理よ」と子連れ再婚を反対される可能性は高いです。偏見と決めつけで判断する人を説得するのは容易ではありません。

再び離婚の喪失感

どれだけ小さいお子さんでも両親の離婚には傷ついてしまいます。「離婚をしたのは自分のせいかもしれない」と自分を責め、卑屈になってしまうことも。再婚後、再び離婚することがあれば、大きな喪失感を与えることにも繋がります。初婚同士の結婚生活にはない特殊な事情があるステップファミリーには様々な離婚の要因があることを頭の片隅に入れておきましょう。

相続問題

最後にステップファミリーで問題になりやすいのは、相続問題です。

子連れ再婚では夫婦が籍を入れても、お子さんを養子縁組にしなければ相続権はありません。また要支援組でも複数のパターンがあり、良好な家庭関係でも、お金の事が絡むと揉め事にもなることもあります。

ステップファミリーがしんどい時の解決策とは?

せっかく結婚して、家族になったのに、関係が壊れてしまうのは誰でも嫌でしょう。しんどさを我慢できずに、ずっと抱えたままでは、何かの拍子に抑えていた感情が表に出てくることを防ぐために、ここではステップファミリーがしんどい時の解決策について解説しています。

  • 焦らず時間をかけ、コミュニケーションを図る
  • 上手く行かなくて当たり前
  • 本物の親になる必要は一切ない
  • セメントベビーが生まれても、連れ子優先
  • 実親に会う機会を与える
  • 実親が叱る
  • 連れ子が思春期なら、結婚を遅らせるのもアリ
  • 困ったら支援団体を利用する

焦らず時間をかけ、コミュニケーションを図る

実の親子関係でも、衝突は起きますよね。でも実の親子の場合、血が繋がっているので、時間が経てば解消することもあるでしょう。しかし他人同士では、時間が経てば解消できるものでもありません。

どの家庭でも親と子の衝突は起きます。起きた場合、すぐ話し合いに移るのではなく、焦らずに、冷静になる時間を設け、落ち着いてコミュニケーションを取り、関係を深めていきましょう。

はなから、他人の子供を心の底から愛せる人は稀です。なので結婚して他人のお子さんが、自分の子どになった場合、「愛さなきゃ」と思う人は多いでしょう。でも焦る必要はありません。誰しも初めから他人の子供を愛せる人はいませんから。

それだけで心に少し余裕ができ、連れ子さんを客観的に見ることができます。そして長い時間一緒に居ることで、仲間意識が芽生えてきますので。関係が出来上がれば、本当の親子以上の関係になることができるでしょう。

上手く行かなくて当たり前

他人が結婚して、親子になるわけですから、上手く行かなくて当たり前なんです。本当の親子でも関係を築くことに苦戦します。他人同士がいきなり親子関係になっても上手く行くことは少ないです。あなたの人生初めから上手く行くことはきっと少なかったでしょう。

「うらやましがられる家族にならないと。」「子供としっかり向き合っていい関係を作らないと。」と思っていると失敗した時に、挫折に繋がります。「初めは上手く行かない物。ましてや他人同士が家族になるわけだし。」と思っていると、良好な関係を築けること間違いなしです。

本物の親になる必要は一切ない

本物の親になる必要は一切ありません。よくテレビやドラマで耳にする言葉「友達のような親子を目指す。」本当の親子なのに、友達のような関係でいるのは正直よくありません。理由はお子さんを叱らないといけない時、お子さんは聞く耳を持つ可能性が低いからです。

ただ継親の場合は違います。継親がお子さんを叱っても「親でもないのに、親面するな。」となるお子さんが非常に多いので、困った時に助け合う友達のような関係でいることが大切です。

本当の親のように、お子さんのことを思って叱っても、逆効果になることが多いです。連れ子さんは急な環境の変化になかなかついて行けず、ストレスを感じ、精神的に不安定だからです。

そんなお子さんに継親が叱っても、逆効果になるわけです。お子さんを叱るのは実親だけで、継親はお子さんのフォローをするのが望ましいです。

このお話は、再婚された山口もえさんと田中さん(爆笑問題)の夫婦などを参考にされるのが良いでしょう。

セメントベビーが生まれても、連れ子優先

セメントベビーが生まれても、連れ子優先を心がけて下さい。連れ子さんからすれば、実親を再婚相手に奪われ、本当の子供だけを大切にする継親をいいようには思いません。

セメントベビーを優先していると、そこから綻びが生まれ、家庭崩壊につながります。連れ子さんは心に闇を抱え、非行に走りやすく、問題行動が目立つようになります。

セメントベビーに話しかける前に、連れ子に話しかけるなど。実は芸能人で再婚された方も実践しています。例えば誰もが知っている有名人の明石家さんまさん、堀ちえみさんなど。

連れ子さんをないがしろにした瞬間、ステップファミリーが崩壊する一歩です。これは絶対に忘れないでくださいね。

実親に会う機会を与える

再婚してステップファミリーになったとしても、お子さんにとって実親は実の親です。再婚相手が実親になることはできません。再婚すると、連れ子は「もう実親には会えなくなるの?」と不安を抱いてしまいます。離婚して再婚して気分的に「会わせたくない」と思っても、本当の親であることに変わりはありません。

お子さんが「会いたい」と言えば、気分的に「嫌」と思う人もいるでしょう。融通を聞かせることで幸せな家庭を築く一歩になります。

実親が叱る

実親が叱る。先ほど解説した通り継親が連れ子さんを叱っても「本当の親でもないのに、親面するな。」という反感が生まれ、連れ子さんと継親の関係が悪化します。

なので連れ子さんのダメなところを叱る際は、必ず実親が叱るようにしましょう。それがステップファミリーで幸せに暮らす秘訣です。継親が連れ子さんのダメな部分を見つけたとしても、実親に報告して実親が叱るようにしましょう。

連れ子が思春期なら、結婚を遅らせるのもアリ

連れ子さんが思春期であれば、結婚する時期を遅らせるのもアリです。焦る必要はありません。思春期のお子さんは、精神的に不安定なことが多いです。例えば受験だったり、恋愛だったり、様々な要素が複雑に絡み合っています。連れ子さんのストレスが溜まり、それが原因で夫婦仲が悪くなって、離婚するのは嫌ですよね。

「好きな人と一緒に住みたい気持ちはわかりますが、恋愛よりお子さんの方が大事なので、思春期に結婚するのは避けましょう。」

困ったら支援団体を利用する

まだご存じない方が多いかもしれませんが日本にはステップファミリー支援団体があります。ステップファミリーで関係が上手く行っていない時、支援団体を利用するのも一つの手です。

この3つは日本で数少ないステップファミリーに関する知識が豊富な上に支援実績が多い団体です。ステップファミリーで大きな問題を抱えた時、自分1人では解決できそうにない時、利用されて見て下さい。

ステップファミリーのことがよくわかるブログ4選

ここではステップファミリーのことがよくわかるブログを4つご紹介します。

ポラリス紅央の婚活サイト

ポラリス紅央の婚活サイトではシングルマザー、シングルファザーだけではなく、バツ2の男女について語られています。実際にステップファミリーの方のインタビューを元に記事を作成していますので、ステップファミリーで悩んでらっしゃる方は参考になるのではないでしょうか。

ポラリス紅央の婚活サイト | 本気の婚活を応援するポータルサイトです。 最後の婚活はここで決まり!!
ライフスタイルが多様化し、現在では結婚に対する価値感は人によって異なります。婚活情報も巷に多くあふれ、婚活する方にはありがたい時代かと思いきや、逆にひと昔前だと適齢期になれば自然と結婚するのが当たり前だったのが、現在では難しくなったと嘆く方も増えています。 結婚をしたいと考えている方が、婚活を始めるに当たっての悩みや不安を抱えるだけでなく、出会いから結婚までの道のりすら見えずに落ち込むことも一度や二度ではないはずです。 当サイトではお一人でも多くの方が幸せな結婚を実現できるよう、質の良い情報や婚活成功・失敗体験談などのリアルな生のお声をお届けしていきます。 自分一人で孤独に悩みを抱え、周りが結婚していく中なぜ自分だけ結婚できないのだろう??と焦ってしまい、どうしたら良いのか途方に暮れる日はもう終わりにして下さい。もう結婚なんて無理と諦めそうになった時も途方に暮れてしまう時も、私が婚活成功のプロフェッショナルとしてあなたのお悩みを解決していきたいと思います。 結婚は難しいことではありません。結婚を望む全ての人が必ず実現できることなのです。

ReRe

バツイチ、バツイチに対して理解のある人を応援するメディア。ステップファミリーだけではなく、シングルマザーやシングルファザーのお役立ち情報をも発信されています。自身の婚活アプリも配信されていて非常に人気のあるウェブメディアです。

我が家はステップファミリー

ステップファミリーの日常を元に描かれたエッセイ調のブログです。旦那さんには2人のお子さんがいて、再婚後に1人のセメントベビーを授かり、家族5人で幸せに暮らしています。イラストが可愛く、ちょっとした時間でサクサク読めてしまいます。ちなみに「初婚でいきなり2人の子持ちになりました」というタイトルで書籍化もされています。

キリギリスな人生

15年の結婚生活を経て、17歳年下の男性と再婚し、今では「2児の母」のRINさん。元夫のモラハラに悩まされていた結婚生活について語っています。ステップファミリーの日常だけではなく、過去の自分と向き合っている内観をも語っています。

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